株式会社村山興業 様

導入前の問題点
導入後の変化
●自社作成の現場入力フォーマットと事務系ソフトの連動が図れていなかった
●自社作成ソフトは単純な原価積み上げ管理で作業内容ごとの複雑な原価を把握し切れていなかった
●上記要因から、原価に対する正確な利益も把握できていなかった
●パッケージソフトの導入で現場と管理部門のシームレスな連携が可能に
●複雑な外注管理や工程管理も入力した時点で正確に管理され、データの呼び出しも瞬時に可能に
●会社独自の原価設定から正確な利益設定まで今後の経営に資するビジョンが立った

昭和42年に砂利採取・販売業から創業し、昭和50年の法人化後は車両や建設重機を増強し、重機土木の分野にも進出。さらに土木工事で発生する産業廃棄物の収集・処理や、重機に圧砕機など各種アタッチメントを追加することで構造物解体にも参入するなど事業拡大しながら、新潟県内だけにとどまらず、自然災害対応では北関東や東北の現場にも対応する村山興業。県内ではトップクラスの機械力と冬季の除雪を含めた災害対応で発揮する抜群の機動力に加え、「エコアクション21」に基づく環境貢献への取り組みなど、多彩な企業活動で地域貢献している。そんな村山興業の代表取締役村山広幸氏に「アイキューブ本家シリーズ」導入から活用の現状までをうかがってみた。

正確な原価管理から真の利益確定の追求のため

村山興業が「アイキューブ本家シリーズ」を導入したのは2016年4月。導入から8か月が経過した現在、構造物解体工事部門では全面的に、重機土木部門の一部で原価管理を行っている。導入以前は、現場サイドは自社作成のExcel表計算で原価を積み上げ、地元の個人プログラマーに作成を依頼したAccessベースの事務系管理ソフトに連動させて提出書類の打ち出しなどを行っていた。

村山社長:以前の“名ばかり管理ソフト”では、原価をただ積み上げていくだけなので、現場の作業に関する機械や人工などの細かな原価が最終的に把握できず、原価に対する本当の利益も分らなかった。独自設定するとしても自社として明確な原価設定をして、明確な見積作成から最終的には原価の項目ごとに明確な利益を把握したいというのが、しっかりとしたシステムソフト導入の動機でした。原価と利益の関係を明確にして営業、管理ともに役立てると同時に、現場監督の見積業務など若手の育成につながるという狙いもありました。

外注先の人工数や複雑な作業内容も瞬時に把握

村山興業が「アイキューブ本家シリーズ」を選んだ決め手は、地元の建設業者数社がすでに導入済みで、使用感を聞き出せ安心感を得たこと。また、十日町地区でのアフターサービス訪問にあわせ、アイキューブ社より当社の業態に合わせたデモデータを作成、提案頂くと同時に運用説明を受けるといったすばやいプレゼンテーションが大きかったと村山社長はいう。

村山社長:導入前の検討にあげていた他社ソフトは、サンプルを送ってはくれましたが私が頭の中で描いている“こんなことができたらいいな”というイメージを自分で形にするのは難しい。アイキューブ社は私のイメージを理解しデータ化、さらにこちらに足を運び、デモンストレーションを行いながら提案してくれたというスピード感。決め手はこれに尽きますね。

導入時から解体工事部門の原価管理は「アイキューブ本家シリーズ」に全面的に切り替え、現在は工種と作業内容の少ない重機土木工事を順次、置換えているところだという。8ヵ月間、「アイキューブ本家シリーズ」を運用してみた効果はどのように感じているだろうか。

村山社長:運用開始と同時に、外注の毎月の支払予定や人工数が瞬時に把握できるようになったのは、とても大きな効果です。解体工事は民家レベルだと数百万円以下だが、大きな公共工事となると数千万円から1億円以上の規模になり、下請を含めて1日あたり数十人の人工数になる。ちょうど今春からそうした現場を複数受注して、「アイキューブ本家シリーズ」の効果をまざまざと実感したところです。以前の“名ばかり原価ソフト”では、外注先を選んで人工を入力しないため、すべて自社の従業員となっており、外注への支払いはソフト上でピックアップできないので紙に出力して拾い出しが必要でした。それが、「アイキューブ本家シリーズ」なら外注先の合計や作業内容は瞬時に出てきます。システムソフトの効果としては当たり前のことですが、この春導入して大規模な解体工事が続けてあったことで集中的な運用という意味ではいい勉強になっています。

Excelチェンジはじめオプション活用の検討も

導入半年を過ぎたところで、外注先の管理に加え、細かな作業個所に日々、どのくらいの原価がかかっているかを逐一、把握できるようになったことに導入の所期の目的としては満足しているという村山社長だが、「アイキューブ本家シリーズ」の次なる活用はどう考えているのだろうか。

村山社長:原価管理を入力さえしてしまえば、見積から実行予算まで一元化されていて、台帳までシームレスにできてしまうのはすばらしい。また、工事台帳や工事原価一覧表など自社フォーマットに変換できる「Excelチェンジ」機能も便利です。入力など操作性の良さも含めて、半年でここまで運用効果をあげられたのは「アイキューブ本家シリーズ」の実力だと感じています。今後は必要性と予算を勘案しながらオプション機能をどう活用するかを考えるとともに、「アイキューブ本家シリーズ」が積算基準にも活用できれば最高だと感じています。

お客様情報

会社名 株式会社村山興業
事業内容 構造物解体工事業
所在地 新潟県十日町市北新田132
TEL 025-757-8542
URL http://www.mu-kogyo.com/
導入システム ●原価本家:5ライセンス
●出面本家:5ライセンス
●入金支払本家:5ライセンス
●見積本家:5ライセンス
●歩掛本家:5ライセンス
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