丸井建設工業株式会社 様

導入前の問題点
導入後の変化
●実績表が現場、日付ごとに別ファイルで大変
●単価が複雑で給与計算の集計でミスが多い
●全体を熟知していないと集計できない
●月末締めから集計終了まで10日もかかる
●資金繰り等の数字がすぐに出せない
●日報入力だけでデータを一元管理できる!
●導入後の集計ミスはほぼゼロ!
●事務員が日報入力すれば集計は自動処理!
●確認も含めて3 日もあれば集計作業は終了!
●日報ベースなので、リアルタイムでわかる!

丸井建設工業株式会社は、千葉県を拠点に関東近県の土木・躯体工事を中心に事業展開している。
120名の従業員を抱える同社は、単価設定等が複雑化してきたことから、エクセルだけでは出来高管理、給与計算等が非効率と判断。アイキューブ出面本家とOBC 給与奉行を導入し一元管理を実現した。

エクセルでの管理に限界を感じる

山手トンネル、地下鉄13号線、羽田空港の滑走路などなど、都市機能を活性化させる多くの事業に参加している丸井建設工業株式会社。
確かな技術で、大規模現場を中心にさまざまな現場をまかされ大手ゼネコンからの信頼も厚い。120名の従業員を抱え、現場への作業員派遣をメイン行っている同社では常時20以上の現場が平行して動いている。
アイキューブの出面管理システムを導入した背景には、発注者のコストダウンのため、単価設定や人員配置が複雑化してきたという事情があるようだ。

平野氏:弊社には120人もの従業員がいますから、日々の日報だけで20現場あれば20枚必要です。それが稼働日分。そこから請求書を起こさなければなりません。さらに作業員の給与集計も行います。ひとりの作業員が同じ現場で同じ仕事を長期間行うのであれば、そんなに難しいことではありません。
これまではエクセルのワークシートでも十分管理できました。しかし、今はひとつの現場に対して、明日は5人、あさっては7人ほしい、そういったオーダーが最近では頻繁になっています。
しかも、職種によって単価が異なりますから、頻繁に現場を移動しさまざまな仕事を行う作業員の場合は、集計作業も極端に煩雑化します。

エクセルのワークシートもどんどん大きくなっていきました。しかも現場別、月別、個人別などの集計表から一つひとつ手作業で拾っていき、まとめなければなりません。
月末から給料日の15日までは大騒ぎでした。もちろん末締め後は請求書も数日のうちに出さなければいけません。本当に日々の業務が大変でしたね。

そうしたことから、エクセルでの管理に限界を感じ、専用のソフトウェアを探すようになったという。

給与奉行と連動することから導入を検討

平野氏:最初は給与計算の煩雑さからOBCの給与奉行を入れようという話になりました。そこで、その給与奉行と連動して動作する躯体工事向けの出面管理システムがあると、アイキューブさんを紹介していただきました。
まさに弊社の業務にピッタリのシステムだと感じ、導入しました。それが2006年の末頃ですね。

他に比較した製品はないのかという問いに平野氏は「当時競合する製品はまったくなかった」と語る。

平野氏:ある意味“すき間産業”というのでしょうか。他に比較検討すべき対象はありませんでしたね。

月末の集計が10日から3日に短縮

これまで同社は、作業名簿、月々の勤怠管理、請求書発行、給与計算を別のエクセルファイルで行っていた。そのため、請求書を起こすにしても、給与明細を作成するにしても、エクセルファイルを行き来しながらの作業となり、当然ミスも多かった。
しかも、前述したとおり職種や現場によって単価が変わり、また同じ現場でも3職種、4職種というケースも多く集計にはとにかく手間がかかっていた。すべてを熟知した者でないと集計することができなかったという。
では、アイキューブ本家シリーズを導入した後はどのように業務が変化したのだろうか。

丸井建設工業株式会社

平野氏:作業名簿、勤怠管理、請求の集計、給与計算までが、アイキューブとOBCの給与奉行で一元管理できるようになったおかげで、エクセルファイルを行ったり来たりといった面倒くささからは解放されました。
基本的に日報を入力すれば、後の集計はソフトが自動的に行ってくれます。

入力漏れや転記でのケアレスミスはほぼゼロになりました。
複雑な集計も難なくこなすので、以前は私自身が行っていた集計作業ですが、今では事務の女の子に安心して任せられるようになりました。 また給与計算も給与奉行との連携で実にスムーズです。
勤怠データを給与奉行へ転送するだけですみますから。実際導入前は月末からの集計に10日かかっていた作業が、導入後は3日程度に短縮されました。これは大きいです。

実際に日報の入力は事務員一人で行っている。給与の処理に関しては、入力済みのデータと作業員が提出した月報を別のコンピューターで突き合わせ作業をするだけ。
あとは給与奉行にデータを流せば給与明細ができるという。

データ活用が経営面でも役立つ

こうした業務効率の改善が、経営という面でも大きな力になっているという。

平野氏:データをひとつにまとめてありますから、資金繰りなどもパッと集計できる点は経営の効率化にも役立ちますね。粗利計算などが一発で確認できるのも便利ですね。
エクセルの時も難しいことではなかったのですが、とにかく手間がかかっていました。データを一元管理したことで、スピーディーに経営の勘所がわかるようになったと思います。
日報入力で日々データが蓄積されていますから、知りたい情報がすぐにわかる。まさに現場の“今”がよくわかります。余談ですが、数字が明確ですから、銀行や税理士のウケも良くなりましたね。

まさにドンピシャのソフト

逆に使いにくい点、改善してほしい点は無かったのだろうか。

平野氏:うーん、結構使えているので使いにくい点というのは正直思い浮かびません。
弊社の業務にはまさにドンピシャのソフトウェアですね。これ以上省力化できる部分はないと思います。入力は20代の女性ですが、特にコンピューターへの抵抗もなく、導入はスムーズでした。
導入後作業がラクになったと、一番喜んでいるのは彼女かもしれませんね。アフターサービスの面でも、電話すればすぐに教えてくれますし、やりっ放しは無く安心して運用できています。
欲を言えば、労務管理の部分をもっときめ細やかにできればいいかなと感じています。

現状、大手ゼネコンなどは、インターネットを使って一元的に労務管理を行っているところもあります。もちろん現場によってはなかなか機能しない部分もあるのですが、将来的にはそういう流れは確実に浸透していくでしょうね。
ですから、今後この業界で生き残っていくためにIT化すべき部分といえば、労務まで含めた人員の管理、安全管理の部分だと思います。
そうした部分とうまく連動するような仕組みがあればもっと効率よく経営していけるかなと思います。アイキューブさんの今後に期待しています。

お客様情報

会社名 丸井建設工業株式会社
事業内容 土木・躯体工事業
所在地 千葉県富津市篠部788
TEL 0439-87-1497
導入システム ●出面本家(駆体パック):3ライセンス
●給与奉行21:1ライセンス
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